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令和5年度 活動報告

岡山高等学院に今年度は11人の仲間が増えました。誰ひとり欠けることなく、1年を走り抜けることができたことはもちろんですが、徐々にマスクも取れ、やっと素顔の生徒たちが日常に戻ってきたことにも喜びと幸せを感じています。調理実習をしている姿、近くの商業施設で買い物をしている姿・・・以前は当たり前に思えていた風景が、より新鮮に感じた1年でした。

岡山高等学院で学んで欲しいことの一つに『人づきあい』があります。これからも様々な活動を通しながら、学院の内外問わず多くの方と関わり合いを持ち、『人づきあい』を学び、地域と繋がっていくことができる場所を目指したいと思います。

というわけで、今年度の活動をご覧ください!

特定非営利活動法人岡山高等学院 目的

この法人は、不登校・ひきこもり、様々な障害などの生きづらさを抱える子どもや成人に対し、教育活動をはじめ、様々な自立支援活動を行い、生活機能の向上を図り地域社会活動への参加を推進し、一人ひとりの生活の質(Quality of Life) の向上を目指す。また、これからの人たちだけでなく社会参加に様々な制約や困難を抱えている全ての人たちが、孤立したり、排除されたりすることのないように擁護し、社会の構成員として包み支え合う「共生社会」の実現を目指しながら広く公益に寄与することを目的とする。

本年度もありがとうございました。

message 理事長 木村浩輔

岡山高等学院は10年目という節目を迎えました。これも当学院を応援してくださる皆様のおかげです。この場を借りて厚く御礼申し上げます。さて、私たちは20年前に個別指導塾、通信制高校サポート校を始めて以来、様々な活動をおこなってきました。数年前には老人憩いの家松尾園、就労継続支援B型事業所ももの里MADOなど新しい事業も始まっています。この20年間にいろんな仲間たちや多くの応援してくれる方々と出会うことができたことに本当に感謝しております。いい仲間たち、愉快な仲間たちに出会わなければ続けてこられなかったかもしれません。こういったことを見つめなおしてみると、「生きる力」、「生き抜く力」とは、より多くの「いい仲間をつくっていく」、「いい仲間になっていく」ということと同じのように感じます。システムや制度なども大切ですが、このつながりこそが共生社会のカギなのではないでしょうか。これからの10年、20年をやっていくために、よりよい共生社会を目指していくために、「人を排除しない、人を認める、仲間を作る」、ますますやっていこう。今後ともみなさまのご指導ご鞭撻、ご協力のほど宜しくお願い致します。

message 理事 水野文一郎

令和5年度を振り返って

岡山市老人憩いの家「松尾園」の指定管理と就労継続支援 B型事業所「ももの里MADO」の運営も、3年が過ぎようとしています。コロナが5類に変更になり、社会活動が徐々に、コロナ前に戻りつつあります。それに従い利用者の増加が見込まれます。いろいろ取組が増え、B型事業所で働く人の活躍の場も広がってくると考えられます。当然交流もひろがってくると予想されます。なお、今年度は、11月から約4か月間、機械の入れ替えで入浴施設が使用できなくなりました。それに従い松尾園の施設利用者は、少なくなりましたが、地域との連携や、関係機関との連携、そして、園独自の企画による、様々な行事を行うことができました。特に、地域に愛される場所にしたいという思いがあります。昨年度から、始めた菊づくりや、プランターによる花の栽培は今年も好評だったので、来年度以降、さらにバージョンアップを目指していきたいと思っています。正月のお飾りづくり、グランドゴルフ大会も好評でした。地域の課題でもある高齢化に向けては、健康づくりや認知症研修の場としての活用を図っていきたいと考えています。さまざまな活動の場として松尾園の環境整備、活動の準備・片づけなど、B型事業所で働く障害者の皆さんに力を発揮してもらいたいと思います。新しい利用者も増え、期待の持てる令和6年度をすごすことが出来そうです。

今年度は過去最多の職場見学・体験を行うことができました。ご協力下さった企業の皆様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。生徒たちが学院内で見せることのないような真剣な眼差しでメモを取っている表情を見ると、このような経験の重要性を再確認することができました。また、長期休暇中の就労移行支援事業所での体験活動や秋の職場体験活動で落ち葉拾いや草刈りをする清掃活動などプログラムは3年目を迎え、毎年恒例の行事となりました。体験・経験を積むこともさることながら、そこで出会う方々との交流から学ぶことも多く『地域や街の人たちが先生』というコンセプトを体現できている喜びをかみしめています。その甲斐もあって、多くの生徒が進学や就職を決めてくれました。新たなスタートをきる彼らに一言。

「学院には、いつでも君たちの仲間がいるからね!」


リポート❶

プラネタリウムを見にいきました。

【岡山県生涯学習センター人と科学の未来館サイピア】に校外学習に行ってきました。

去年も楽しく見せていただいたので、今年も行かせてもらいました。どんどん気温が暑くなり

7/11この日もすごく暑い日で、みんなでバスに乗って行ったのですが、待っているだけで汗だ

くになりました。今年は控えめな生徒が多いので説明してくれるお姉さんが話し出すと、みん

な静かに聞いていました。最初に豆知識を教えてくれ、プラネタリウム(投影機)が発明され20

23年で100年になるそうです。ドイツで発明されたのがちょうど100年前ってことにみんなは

びっくり。その後は太陽系の話を聞き惑星や衛星がどのように回っているか、何からできてい

るかなどさまざまな天体を説明してもらいました。「少し難しかった」の声も聞こえましたが、

「綺麗だった」の声の方が多かったです。

【生徒の感想】

「プラネタリウムがキレイだった」 「太陽系の話が難しかった。夏の大三角形を見てみたい」 

「大きな宇宙には色々な星があって、太陽系のこと星座のこと難しかったけど、勉強になり楽しかったです。」


リポート❷

1泊2日の夏キャンプ

今年の夏キャンプは、国立吉備青少年自然の家に行ってきました。まだまだ暑い日が続きますが山の夜は涼しかったです。学院のキャンプでは初めて吉備中央町にある自然の家に行きました。毎年参加人数の多い人気のイベントで今年は、11人も参加してくれてみんなでワイワイと過ごすことが出来ました。1日目は、思いっきり身体を動かし、山道をマウンテンバイクで走ったり、池で魚釣りをしたり、山の中を散歩したり、ボルタリングをして…動き回りました。汗をかき身体をいっぱい動かした後は、みんなでカレー作り。火起こしから始めるので、薪を燃えやすいように細かくナタで切るところから手分けして行いました。お米を炊くのも、食材を切るのも初めてな子もいて、自分たちで頑張ったカレーは美味しく出来ました。2日目は、使用させてもらった施設内・備品の清掃をしてから、1本の竹から、竹とんぼを作りました。うまく飛ぶように竹で羽を作っていくのは難しかったけど、みんな一生懸命にナイフを使い作りました。

リポート❸

松尾園にお花を植えに行きました。


年に何度か松尾園でお花を植えることが出来るというので「是非お手伝いします」何度か経験している生徒は、慣れた手つきで植えてくれました。土を混ぜ、傷つかないように苗を優しく植えて、今回は初体験のチューリップも植えました。円状に咲くように配置をしたので、ちゃんと咲いてくれるかをワクワクして待とうと思います。写真はないですが、帰る前に松尾園でグランドゴルフをさせてもらいました。みんな楽しくなり、お昼も忘れ打ちっぱなしでした。

リポート❹

廣栄堂へ工場見学に行ってきました。

今回は、工場の見学に行ってきました。食品の工場へ学院で行くのも久しぶりで、楽しい見学でした。ようこそ岡山高等学院 御一行様とお出迎えしてもらえて「おぉ~すごい」

最初に廣栄堂のPVを見せてもらい歴史やお菓子を作る工程、職人さんの気持ちを知りました。160年以上の歴史があり、新しいお菓子も作られ続けているけど、伝統を守り続けて昔ながらの手法で作る吉備団子は、職人さんが今でもひとつずつ手作業で行っていることを知りました。その後は、工場を見学させてもらい、色々な機会があり製造工程を見せてもらいました。大変そうなのが、お菓子を作る時に出る粉の掃除…なんと毎日2時間程度の清掃時間があるそうです。廣栄堂の皆さんこの度は、工場見学をさせていただきありがとうございました。生徒たちもコロナ禍でこのような経験もあまり出来ていなかったため本当に良い経験になったと思います。

〈最後に〉本年度も多くの方々の支えにより、学院生たちが色々な経験や挑戦をする事ができました。有難うございました。来年度も学院生の“生きる力”が養われるような取組をして参ります。

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